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通信制高校生が大学受験で避けるべき失敗5選

「大学に行きたい気持ちはあるけど、どこから始めればいいかわからない」
「自分の経歴で、大学受験なんて通用するのかな」

通信制高校に通う生徒の中には、進学に対してこうした不安を抱える人も少なくありません。実際、学習スタイルやサポート体制が定時制高校とは異なるため、受験においてつまずきやすいポイントがいくつか存在します。

しかし、これらの落とし穴は事前に知っておくことで十分に回避できます。この記事では、通信制高校生が大学受験でやりがちな5つの失敗と、実例を交えた対処法をご紹介します。

読み終えるころには、自分にとって大切な選択肢や、進むべき方向が見えてくるはずです。


学習計画の甘さで受験に間に合わなかった(健太さん)

背景:
健太さんは中学の後半から不登校になり、そのまま通信制高校へ進学。学習の自由度が高いことに安心し、最初は自分のペースで勉強できることにやりがいを感じていました。しかし、明確な目標や計画を立てることがないまま、高校3年生を迎えてしまいます。

失敗の要因:

  • 勉強の進め方を自己流で決めており、科目間のバランスが悪かった。
  • 模試の結果に左右され、やる気を失ってしまうことが多かった。
  • 夏休み前までに基礎が固まっておらず、秋以降の実力完成期に間に合わなかった。

結果:
第一志望の大学には届かず、滑り止めの大学にも納得がいかず浪人を選択することに。

対策:

通信制高校生は時間の使い方が自由な分、学習計画の立て方が合否に大きく関わります。模試の結果をもとにプロと一緒に計画を見直し、科目ごとの達成目標と期限を決めることが不可欠です。


情報収集不足で出願ミス(美咲さん)

背景:
美咲さんは通信制高校の3年間、家庭学習をコツコツと続けていました。高校2年の終わり頃から進学を意識しはじめ、「学力よりも意欲重視」と聞いて総合型選抜に挑戦しようと決意。

失敗の要因:

  • 大学ごとの出願条件を細かく確認せず、評定平均や資格の条件を見落としていた。
  • 志望理由書や活動報告書の提出期限を1日勘違いしていて、提出が間に合わなかった。
  • 願書のオンライン出願の操作方法を事前に確認しておらず、出願直前で混乱。

結果:
第一志望だった大学には出願できず、滑り止め校1校のみの受験に。選択肢が減ったことで、志望校変更を余儀なくされた。

対策:

通信制高校生は進路指導の機会が少ない分、自力での情報収集が重要になります。特に総合型選抜では出願時期や条件がバラバラなので、「出願カレンダー」や「大学別チェックリスト」の作成がおすすめです。加えて、可能であれば専門家に相談することでミスを未然に防げます。


書類・面接対策が独りよがりに(翔太さん)

背景:
翔太さんは中学時代に不登校を経験し、通信制高校で自分なりのペースで学んできました。人と話すのは得意ではありませんでしたが、総合型選抜で「人柄重視」という情報を見て、自分の思いを志望理由書に綴ることに。

失敗の要因:

  • 志望理由書を誰にも見せず、自分だけで完成させて提出。
  • 面接も「話す内容は覚えたから大丈夫」と模擬練習なしで挑戦。
  • 面接では、話が抽象的で具体性に欠け、「なぜこの大学なのか」に答えきれなかった。

結果:
第一志望校の面接で「自己理解が浅い」と評価され、不合格。内容自体に悪意はなかったものの、第三者の視点がなかったことで説得力に欠けていた。

対策:

書類や面接は「自分の考えを他者に伝える力」が問われます。自己流のままでは、読み手や聞き手に伝わらないことも。特に志望理由書は、添削を通して論理のつながりや説得力を高めることが重要です。また、面接練習では想定外の質問への対応力も磨かれます。プロのアドバイスを得ることで、“伝わる表現”へと変えることができます。


評定・資格などの準備が間に合わない(優花さん)

背景:
優花さんは高校2年の秋に大学進学を意識し始め、「総合型選抜なら自分にもチャンスがあるかも」と感じていました。英語が好きだったため、外国語学部への進学を希望。しかし、出願条件に「英検準2級以上」や「評定平均3.5以上」が必要なことに、出願直前になって気づきました。

失敗の要因:

  • 出願条件(評定・資格)を十分に確認せず、準備の優先度が低かった。
  • 英検は受験申込が締め切られており、間に合わなかった。
  • 評定も必要数値を満たすための科目でレポートの提出が遅れていた。

結果:
本命の大学には出願できず、併願校で総合型選抜を受けることになったが、モチベーションが下がってしまい、準備も不十分なまま終了。

対策:

総合型選抜でも、「評定平均」や「英検・TOEIC」などの資格が条件に含まれる大学は多くあります。特に通信制高校の場合、評価のタイミングやレポートの提出状況によって評定が変動するため、早期のスケジュール管理が重要です。英検やTOEICは年に数回しかチャンスがないため、高1・高2の段階から逆算した準備がカギになります。


情報不足で“自分に合わない大学”を選んでしまう(遥人さん)

背景:
遥人さんは通信制高校に通いながら、進路情報の多くをSNSや口コミから収集していました。有名な大学名に惹かれ、なんとなく雰囲気が良さそうだと感じて志望校を決定。総合型選抜での出願準備を独力で進めました。

失敗の要因:

  • 大学のアドミッション・ポリシーやカリキュラムを十分に調べていなかった。
  • 自分の学びたいことと学部の専門性が一致していなかった。
  • 面接で志望動機を聞かれ、具体性に欠けた回答しかできなかった。

結果:
志望理由と大学の特徴がかみ合っていないことが面接で露呈し、不合格。結果的に「情報を鵜呑みにせず、自分に合うかもっと調べればよかった」と強く感じたそうです。

対策:
大学選びでは、“有名だから”ではなく“自分の関心と合っているか”が最重要です。 総合型選抜は特に、大学が求める人物像との一致が求められる入試です。カリキュラムや学生の雰囲気までしっかりリサーチし、自分自身と大学とのマッチ度を確かめたうえで選択することが大切です。


まとめ|通信制高校生の受験は「準備」で差がつく

通信制高校に通っているからといって、大学受験で不利になるとは限りません。しかし、一般的な進学校とは異なる環境にいるからこそ、避けるべき落とし穴も存在します。

今回紹介した5つの失敗例に共通していたのは、「情報不足」「準備不足」「自己分析の甘さ」でした。

✅ 志望理由書を自己流で済ませてしまう
✅ 活動実績を整理しないまま出願
✅ 面接対策が後手に回る
✅ 勉強計画が甘く、必要な学力に届かない
✅ “なんとなく”で大学を選び、マッチしていないことに気づけない

これらを防ぐには、早めの情報収集と、プロのサポートを取り入れた戦略的な準備が不可欠です。

たとえスタートが遅くても、正しい方向で努力すれば、進路は必ず開けます。

あなたの経験、あなたの強みは、伝え方しだいで大きな武器になります。

どんな進路であっても、あなた自身の選択に意味があります。
困ったときには、自分だけで抱えず、信頼できる人と話すことで道は開けていきます。
焦らず、自分に合った進学の形を見つけていきましょう。

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