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通信高校生が海外留学を実現するための進学方法

目次

通信制高校から世界を目指す!その現実と可能性

通信制高校に通っていると、「海外留学なんて自分には関係ない」「大学に行くだけでも大変なのに、ましてや海外なんて…」と思ってしまう人も少なくありません。しかし、実はそのイメージは、過去のものになりつつあります。

通信制高校から海外留学は“現実的な目標”に

現在、多くの大学が「総合型選抜(旧AO入試)」や「自己推薦入試」などを通じて、多様な生徒の受け入れを行っています。これは通信制高校生にとって、大きなチャンスです。一般入試のように学力試験一本勝負ではなく、「どんな経験をしてきたか」「どんな意欲を持っているか」を評価されるからです。

さらに、大学入学後の海外留学制度も以前より格段に整ってきています。交換留学、短期語学研修、ダブルディグリー(2つの学位を取得)など、目的や語学力に応じた多様な選択肢があり、英語が得意でなくてもスタートできるプログラムも豊富です。

通信制だからこそ育まれる“自律性”は武器になる

通信制高校では、決まった時間割やクラス活動が少ない分、自分でスケジュールを立て、課題を進める“自律的な学習習慣”が求められます。これは、留学で必ず役立つ力のひとつ。言い換えれば、通信制高校生の多くは「留学向きの力」を身に着けるのに最適な環境がすでに整っているのです。

「やってみたい」から始めよう

最初から「海外で活躍したい!」と明確なビジョンがなくても構いません。「英語を使ってみたい」「海外の文化に触れてみたい」その気持ちこそが、未来の第一歩になります。

次章では、そんな夢の第一歩を現実に近づけるために、通信制高校生に特におすすめの大学をご紹介します。


通信制高校出身者にもおすすめ!留学支援が充実した3つの大学

海外留学の実現には、留学制度の整った大学を選ぶことがカギになります。ここでは、通信制高校出身者でも進学が可能で、かつ留学支援が手厚い大学を3校ご紹介します。偏差値のバランスや進学しやすさも考慮し、進路の選択肢として魅力ある大学を厳選しました。

① 上智大学(東京都千代田区)|偏差値:65.0〜70.0

ポイント: 国際性豊かな教育環境と多彩な留学制度が魅力。英語による授業も多数。

主な留学プログラム:

  • 長期交換留学(1学期または1年)
  • 短期語学研修
  • インターンシップ型留学、専門研究型留学など

支援制度と特徴:

  • 世界60カ国以上との提携校があり、選択肢が非常に豊富
  • 留学準備セミナー、語学講座、国際理解教育も充実
  • 留学奨学金(JASSO、上智大学独自)あり
  • 入学経路に関係なく、全学生が平等に制度を利用可能

② 明治大学(東京都千代田区)|偏差値:60.0〜65.0

ポイント: 国際交流が活発で、100校以上の海外大学と提携。留学準備を1年次からサポート。

主な留学プログラム:

  • 学部単位の長期交換留学
  • 夏季・春季の短期語学研修
  • 海外フィールドスタディ、プロジェクト型学習など

支援制度と特徴:

  • 国際交流センターによる個別相談・留学説明会を実施
  • グローバル人材育成奨学金制度あり
  • 留学経験者とのメンタリング制度
  • 英語強化のための講座やセミナーも受講可能

③ 関東学院大学(神奈川県横浜市)|偏差値:45.0〜55.0

ポイント: 初めての留学に挑戦しやすいサポート体制。実践重視の教育も魅力。

主な留学プログラム:

  • 短期語学研修(2〜4週間)
  • 長期交換留学(半年〜1年)
  • 海外インターンシップ(企業訪問型)

支援制度と特徴:

  • 留学英語講座、TOEFL対策講座あり
  • 留学費用補助の奨学金制度を整備
  • ガイドブックや個別カウンセリングで初心者にも親切
  • 通信制高校出身者にも配慮された入試制度・サポート体制

これらの大学は、制度の豊富さだけでなく、学生一人ひとりの背景やスタートラインに応じた支援が手厚いことが共通しています。自分に合った大学を選び、安心して留学に挑戦できる環境を整えましょう。


通信制高校出身でもできる!留学を実現した先輩たちの体験談

通信制高校を卒業後、大学に進学して留学を実現した学生たちは、決して特別な人たちではありません。自分のペースで進みながらも、明確な目的と着実な準備によって夢を叶えています。

ここでは、実際に通信制高校から大学を経て留学を果たした4人の先輩のエピソードをご紹介します。

先輩①:英語が苦手だった通信制高校生 → 駒澤大学へ進学 → オーストラリア短期留学を実現

**背景:**英語に対して強い苦手意識があり、高校ではほとんど勉強が手につかない時期が続いた。通信制高校へ転入後、大学進学を意識するようになり、基礎から学び直すことを決意。

**大学生活:**駒澤大学の英語初級クラスや語学ラウンジを活用し、週5日英語に触れる環境を自分でつくる。学内の「グローバル教育センター」主催のイベントや、ネイティブとの会話練習に積極的に参加。

**留学内容:**大学2年の夏、オーストラリアでの語学研修プログラムに参加。現地の語学学校で授業を受けながら、ホストファミリー宅での生活を通して日常英会話のスキルを向上。

感想:「入学当初は中学レベルの文法も怪しかった自分が、海外で友達をつくれるなんて思ってもいませんでした。英語は苦手でも、環境と努力次第で変われるんだと実感しました」

先輩②:地方の通信制高校から早稲田大学へ進学→アメリカへ交換留学

**背景:**中学で不登校を経験し、通信制高校に転入。英語が好きで、独学でTOEFLの勉強を継続。

**大学生活:**早稲田大学の国際教養学部に入学し、1年次から英語での講義に挑戦。語学力の向上に加え、多文化共生や国際関係の授業に興味を持つ。

**留学内容:**大学の交換留学制度を利用し、アメリカの州立大学へ半年間留学。現地ではジェンダー学や教育学の授業を履修。

感想:「高校時代に自分のペースで学び直したことが、大学でも活きました。通信制出身だからこそ、自己管理力や自律心をアピールできました」

先輩③:評定に不安があったが、AO入試で関西外国語大学へ→カナダ留学

**背景:**通信制高校ではレポート中心の学習で評定は低めだったが、英語スピーチ大会に出場した経験をもとにAO入試に挑戦。

**大学生活:**入学後、英語集中プログラムに参加。日常会話からアカデミック英語まで幅広く学習し、TOEFLのスコアアップを実現。

**留学内容:**3年次にカナダの提携大学へ留学。現地でのボランティアやディスカッションの授業を通じて、英語での発信力を養う。

感想:「通信制高校だったことに引け目を感じていたけれど、大学では“これから何をするか”が重視されました」

先輩④:芸術系通信高校→桜美林大学へ進学→アジア文化交流プログラムに参加

**背景:**アート系の通信制高校に通っていたが、国際交流に興味を持ち、文系大学を志望。英語は得意ではなかったが、興味のある国際協力のテーマで志望理由書を作成。

**大学生活:**1年次から国際センター主催のイベントに参加し、英語圏の学生との交流を積極的に行う。学内の「留学生サポートプログラム」にも登録。

**留学内容:**東南アジアの大学との短期交換プログラムに参加。現地では教育施設の見学や現地学生との共同プロジェクトに取り組む。

感想:「英語力に自信がなくても、“国際的な視点で学びたい”という熱意が伝われば、留学は実現できます」


留学を実現するために必要な準備と心構え

「留学に興味はあるけれど、自分にできるか不安…」と感じている通信制高校出身の学生は少なくありません。ですが、しっかりとした準備をすれば、どんなバックグラウンドであっても、海外留学は十分に実現可能です。

ここでは、大学入学後に留学を目指すために必要な準備や心構えを、具体的にご紹介します。

英語力の土台をつくる

多くの大学の留学プログラムでは、TOEFL iBTIELTSのスコア提出が求められます。高校時代に十分な英語学習ができなかった場合も、大学の英語授業や自習を通じて、しっかりと基礎を固めることが重要です。

  • 推奨される初期目標:TOEFL iBT 60点以上、IELTS 5.5以上
  • 活用できるリソース:大学の語学センター、語学自習室、オンライン教材

📌大学によっては、英語に不安のある学生向けの「語学サポート講座」を無料で提供しているところもあります。

留学の目的と希望先を明確にする

「とりあえず海外に行ってみたい」という気持ちも大切ですが、より良い留学経験を得るには目的意識が不可欠です。

  • 例:
    • 海外の教育現場を体験して、将来の教職に生かしたい
    • 英語を使って国際ビジネスに挑戦したい
    • アートやデザインを本場で学びたい

📌目的が定まっていると、留学先選びや奨学金申請、志望動機の作成にも説得力が出ます。

留学費用の計画を立てる

留学費用は、渡航費・現地の授業料・生活費などを含めると、数十万円〜数百万円かかることもあります。ただし、奨学金制度や**交換留学(学費免除)**を活用することで、実費を大幅に抑えることが可能です。

  • よくある奨学金:
    • 日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度
    • 各大学独自の留学奨学金(選考あり)

📌まずは大学の国際交流センターなどで費用シミュレーションをしてもらいましょう。

留学説明会・相談会には必ず参加する

大学では、年に数回、留学説明会や個別相談会が実施されます。これらのイベントは、情報収集だけでなく、モチベーションを高めるきっかけにもなります。

  • 得られる情報:
    • 実際のスケジュールと手続き
    • 留学先の治安や文化
    • 先輩の体験談(成功例・失敗例)

📌説明会で配布される資料には、インターネットでは得られない最新情報が詰まっています。

留学は「挑戦」だけど、「特別な人のもの」ではない

通信制高校出身でも、内向的な性格でも、「自分に向いていないかも」と思っている人でも、留学は十分に実現可能です。必要なのは、ほんの少しの勇気と、継続的な準備

「挑戦してみたい」という気持ちがあるなら、それが第一歩です。


留学と進学、どちらも実現するために必要な「行動力」と「情報収集力」

海外留学を視野に入れた進学を実現するためには、ただ「大学に入る」だけでは不十分です。どのような制度を活用し、どんなスケジュールで動くかが重要なポイントになります。

ここでは、通信制高校生が進学+留学を目指す際に「今からできる具体的な行動」について解説します。

1. 大学選びの段階から「留学制度」を調べる

「入ってから考える」では遅い場合も。志望大学を選ぶ段階で、以下の情報をチェックしておきましょう:

  • どの国への留学実績が多いか
  • 交換留学か認定留学か(費用や単位認定に影響)
  • 留学に必要な語学力や学内選抜の有無
  • 留学までのスケジュール感

大学の国際交流センターや留学支援室のサイトは、情報の宝庫です。

2. 英語学習と自己表現力の強化

海外での学びをスムーズに進めるには、英語力+自分の考えを伝える力が不可欠です。

通信制高校生の場合、登校頻度が少ないぶん、空いた時間を使って:

  • TOEFL/IELTS対策(語彙・リスニング・エッセイ)
  • オンライン英会話の継続利用
  • 自分の体験や思いを「言語化」する練習(日記、ブログ、プレゼンなど)

を始めておくと、大学での学びもその先の留学もスムーズに進みます。

3. 留学情報は「複数の視点」で集めよう

学校や大学のパンフレット以外にも、以下のような情報源が参考になります:

  • 留学エージェント(KNT、WISH、海外教育情報センターなど)
  • 大学の先輩やSNSでの体験談
  • 留学フェアや説明会イベント(年に数回開催)

留学制度の“リアル”な部分(費用・手続き・失敗談)まで知っておくと、後で慌てずに準備できます。


卒業後に海外大学へ編入・進学するケースも

通信制高校から日本の大学に進学し、さらにその先で「海外大学」へ進むという進路も、今では珍しくありません。最近は、国内の大学で英語力と専門分野の基礎を固めたうえで、留学先の大学に編入したり、大学院からの進学を目指す学生が増えています。

特に、通信制高校出身者にとっては、「いきなり海外大学に飛び込むのは不安」という声もありますが、日本の大学を経由することで安心してステップアップが可能です。

実際の事例:

  • 関西学院大学からカナダ・ブリティッシュコロンビア大学へ編入
    学内の留学プログラムでカナダに1年間滞在し、現地の学習環境に惹かれて、帰国後は編入の準備を本格化。留学先のカレッジで所定の単位を修得し、名門大学にスムーズに進学。
  • 上智大学で国際教養を学び、英国大学院(SOAS)へ進学
    学部の学びと留学中のフィールドワークで得た視点を活かし、英国の大学院に合格。不登校からの再出発だったが、「今の自分を伝える」総合型選抜で大学入学を果たし、国際的なキャリアに踏み出した。
  • 桜美林大学から米国大学へ編入した通信制高校出身者も
    桜美林大学は世界中の大学と提携しており、留学中に「現地編入」を目指せる制度が整備。GPAや語学条件を満たせば、現地大学にスムーズに転入可能。通信制出身者にも門戸が開かれている。

なぜこのルートが注目されるのか?

  • 経済的・心理的なハードルを軽減できる
    まず日本の大学で学ぶことで、学費や生活面の不安を軽減しつつ、海外の学習スタイルに徐々に慣れていくことができます。
  • 英語力と専門性を着実に伸ばせる
    留学先で求められる語学力や専門知識は、日本の大学でも十分に鍛えることが可能です。
  • ステップアップ型キャリアが描きやすい
    「国内学部 → 海外学部 or 大学院 → 国際的な仕事」という流れは、将来的な就職・進路にも強みになります。

通信制高校というルートを選んだからこそ、自分に合ったペースと段階で“世界”を目指せる。それが今の時代の進学スタイルです。


最後に|留学を目指す通信制高校生へのアドバイス

通信制高校から留学を目指す――。これは、少し前なら「特別な人が選ぶ道」だったかもしれません。しかし今では、しっかりと準備をすれば誰でも挑戦できる選択肢になっています。

ここでは、実際にその道を歩もうと考えている通信制高校生の方に向けて、留学に向けた心構えと準備のポイントをお伝えします。

① 英語力は“日常使い”から身につける

TOEFLやIELTSなどのスコアが求められることは多いですが、最初からハードルを上げすぎず、まずは日常の中で英語に触れる習慣をつけることが大切です。

  • 海外のYouTubeチャンネルやPodcastを聞く
  • 好きな英語の歌を和訳してみる
  • 英語学習アプリで毎日少しずつ進める(Duolingo,mikanなど)

このような積み重ねが、結果的に“実用的な英語力”につながります。

② 自分の「学びたいこと」を明確にする

海外大学や留学制度では、「なぜそれを学びたいのか」「将来どう活かしたいのか」が重要視されます。だからこそ、英語の勉強と並行して、「自分の関心分野」を探求しておくと強みになります。

  • 社会課題に関心がある → 国際関係学・国際協力
  • デジタルやITが好き → 情報科学・AI分野
  • 人の心に興味がある → 心理学・教育学

どの分野でも「自分の視点」を持っていると、書類選考や面接で強いアピールになります。

③ 留学サポートのある塾や支援団体を活用しよう

「何から始めたらいいのか分からない」という方にこそ、留学に強い塾やNPO、カウンセラーなどの外部サポートを頼るのがおすすめです。たとえば、

  • 留学準備講座や進路相談を行っている塾
  • 通信制高校生に対応した留学サポート団体
  • オンラインで相談できる海外大学出身の先輩との面談

など、今はさまざまな支援の選択肢があります。

④ 留学は“夢”ではなく“現実的な選択肢”

「自分には無理かも」と思う気持ちも、よく分かります。でも、少しずつ準備していけば、それは決して遠い夢ではありません。

通信制高校から大学へ、そして海外へ――。このルートは、すでに多くの先輩たちが歩んできた道です。あなただけの進学ストーリーを、安心できる場所から、確実に描いていってください。

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