
通信高校生からでも目指せる!「起業家」になるための大学学部とは?
はじめに|“夢をビジネスに”変える力を、通信制高校から手に入れよう!
「好きなことを仕事にしたい」
「自分のアイデアで誰かの人生を変えたい」
「将来は、誰かに雇われるんじゃなくて、自分の名前で勝負したい!」
そんなふうに思ったことはありませんか?
今、起業は特別な人だけのものではありません。
大学生からの起業や、高校生のうちにビジネスを始める人もどんどん増えています。
しかも、時間に縛られず、自分のペースで学べる通信制高校に通っているからこそ、起業の準備に有利なこともたくさんあるのです。
この記事では、通信制高校に通っていても、
いや、**通信制だからこそ挑戦しやすい「起業家になるための学び方」**を紹介します。
- 起業家に必要なスキルってどんなもの?
- 大学で学べる?どの学部に進めばいい?
- 通信制高校生でも挑戦できる起業支援ってあるの?
そんな疑問に答えながら、未来の“あなたらしいビジネス”への第一歩を一緒に考えていきましょう!
起業家に必要なのは「才能」じゃない。大学で伸ばせる5つの力
「起業=天才の仕事」と思っていませんか?
実は、起業に必要な力の多くは後から学べるスキルです。
しかもその多くが、大学でしっかりと育てることができます。
ここでは、起業を目指す人が大学で身につけておくべき【5つの力】を紹介します。
① ビジネスモデルを考える力
ただ「こんなことがしたい!」だけでは起業は成功しません。
そのアイデアがどうやって利益になるのか、持続可能なのか、具体的な仕組みとして考える力が必要です。
大学の授業では、マーケティングや経営戦略、企画設計の手法などを体系的に学べます。
② 人とつながる・巻き込む力
起業はひとりではできません。
仲間を集めたり、資金提供者に話したり、取引先と交渉したり…。
つまり、**人と信頼関係を築いて動かす力=「対話力」や「プレゼン力」**が問われます。
大学のゼミやディスカッション型の授業、プレゼン大会などでこの力を養うことができます。
③ 自分で決めて、動く力(自己決定力・実行力)
「いつかやる」「誰かが教えてくれる」を待っていては、起業は始まりません。
- 何を学ぶか
- 誰と組むか
- いつ始めるか
すべてを自分で決めて、**即行動できる“自走力”**が求められます。
通信制高校の経験は、こうした力を養う土台になっているケースが多いのも特徴です。
④ お金の知識(会計・資金管理・価格設定)
ビジネスに「お金の知識」は不可欠。
収支の管理、利益の出し方、税金の仕組みなど、最低限の会計リテラシーが必要になります。
大学の経営学部や商学部では、簿記・ファイナンス・企業経営の基礎をしっかり学ぶことが可能です。
⑤ 社会課題を見つけ、解決する力
今の起業トレンドは、「社会問題にビジネスで挑む」ソーシャルビジネスが主流。
あなたの身近な不便さや違和感が、実は大きなビジネスチャンスになるかもしれません。
大学では、地域課題・福祉・環境などをテーマにした探究活動や、企業連携プロジェクトが盛んに行われています。
🔍 大学は、起業スキルの“トレーニングフィールド”
起業家になるために大学へ行く――
それは、スキルを磨くための準備期間として最も合理的な選択肢のひとつです。
通信制高校生におすすめ!起業家を目指せる大学学部5選
起業家を目指すなら、「どの大学に行くか」よりも、「何を学ぶか」がとても大切です。
ここでは、通信制高校生にも合格のチャンスがあり、かつ起業に直結する知識・経験が得られる学部を5つ厳選してご紹介します。
① 経営学部|起業の“設計図”を学ぶ定番の学部
起業に必要なマネジメント・戦略・マーケティングなどを体系的に学べる王道学部。
企業経営の基礎から最新のスタートアップ事例まで幅広く扱われます。
おすすめ理由:
- 起業に必要な理論と実践をバランスよく学べる
- ケーススタディや企業訪問、ビジネスプラン発表など、実践型授業が多い
- 経営者とのつながりやOB起業家とのネットワークも期待できる
📌 通信制出身でも入りやすい例:
・東洋大学 経営学部
・駒澤大学 経営学部
・大阪経済大学 経営学部(起業家教育に特化したプログラムあり)
② 商学部|「売れる仕組み」を学ぶリアルビジネス学部
商品の開発、広告戦略、販売促進…実際のビジネス現場を想定して学ぶ商学部。
「商品をどう売るか」を追求したい人には最適です。
おすすめ理由:
- マーケティングや商品企画に強い
- 実際の企業とコラボした授業やインターンシップも豊富
- 消費者目線の起業アイデアが見つかる
📌 通信制出身でも挑戦しやすい大学例:
・専修大学 商学部
・名古屋商科大学 商学部(起業支援が特に手厚い)
・関西大学 商学部
③ 情報学部(IT系)|IT起業家の最短ルート
アプリ開発、AI、Webビジネス、データ分析…。
現代の起業には「テクノロジー×アイデア」の視点が欠かせません。
おすすめ理由:
- プログラミングやシステム開発を基礎から学べる
- 情報処理技術者試験など資格取得も支援
- IT系ベンチャー企業との連携が強い大学も多数
📌 通信制出身でも文系から入れる情報系学部例:
・千葉工業大学 情報科学部
・武蔵野大学 データサイエンス学部
・近畿大学 情報学部
④ 国際学部・グローバルビジネス系|世界に通じる起業家を育てる
外国語+ビジネス思考+異文化理解=これからの起業に必要なスキルセット。
国際学部は、グローバル市場で活躍したい人にピッタリ。
おすすめ理由:
- 留学や海外インターンシップなど“体験型”の学びが多い
- 英語プレゼン・国際交渉などの実践授業も充実
- 海外向けビジネスや輸出業などの起業に強い
📌 通信制高校からも志望しやすい大学例:
・神田外語大学 国際コミュニケーション学部
・立命館アジア太平洋大学(APU) 国際経営学部
・拓殖大学 国際学部
⑤ リベラルアーツ学部(自由選択型)|“好き”を起業に変える学びの場
明確な専攻を決めず、自分で学びの組み合わせを設計できる学部。
ビジネス・デザイン・心理学・環境問題など、興味のあるテーマを掛け合わせることで、新しい起業アイデアが生まれやすい環境です。
おすすめ理由:
- 起業に必要な「複数の視点」を柔軟に取り入れられる
- 学生の自主プロジェクトや探究活動が盛ん
- 個性を生かしたビジネスを志す人との相性◎
📌 リベラルアーツ型の学部がある大学例:
・国際基督教大学(ICU)
・桜美林大学 リベラルアーツ学群
・同志社大学 グローバル地域文化学部
大学で起業体験!?実践型プログラム&起業支援が充実している大学例
大学は、単に知識を学ぶ場所ではありません。
実は今、在学中にビジネスを立ち上げることを支援してくれる大学が全国に増えています。
この章では、実際に起業支援に力を入れている大学の実例をご紹介します。
① 早稲田大学|本気の起業支援×人脈ネットワークが魅力
- 「アントレプレナーシップセンター」による起業家教育が充実
- 学内でのビジネスプランコンテストやアクセラレーションプログラムあり
- ベンチャーキャピタルやOB経営者との連携で資金やメンターも紹介可能
🎓 実績:在学中に会社設立した学生が多数。卒業後に上場企業へ成長した例も。
② 明治大学|文系でも挑戦できる起業プログラムが豊富
- 「起業家教育プログラム(KEIEISEN)」を学部横断で実施
- 実際の事業企画を学生が立案し、外部審査を受ける本格派
- “起業”を卒業後の進路として公式に認めている数少ない大学の一つ
🎓 ポイント:文系出身でも、ゼロからビジネス企画を学べるカリキュラムが整っている
③ 名古屋商科大学|起業教育のモデル校として全国注目
- 「在学中起業支援制度」で法人登記・事業資金の支援も
- ビジネスプランコンテストは年間複数回実施
- 「ビジネスで社会課題を解決する」というソーシャル起業家志向の教育も特徴
🎓 入試の段階で起業への意欲を評価する「起業型推薦入試」あり
④ 京都精華大学|「起業コース」が学部内に正式設置
- 芸術大学でありながら、起業・フリーランス・個人事業主育成に特化したコースを設置
- ビジネス×クリエイティブの掛け算で、デザイン・ファッション・映像系の起業に強い
- 自己プロデュース力を重視した授業が多く、通信制出身者との親和性が高い
🎓 起業=アート・表現で生きていく手段と捉える人におすすめ
⑤ 東洋大学|地域密着型スタートアップが学べる
- 「スタートアップ支援ラボ」で、地域課題と連携した事業立案を学生が体験
- 起業家や経営者を招いた特別講義多数
- 商学部・経営学部など実務重視のカリキュラムが豊富
🎓 学力中堅層でも入りやすく、通信制高校生からの受験も現実的
支援のカタチは大学ごとに多彩
大学名 | 起業支援内容 | 通信制出身者にとっての魅力 |
---|---|---|
明治大学 | プログラム型起業教育 | 文系でもゼロから学べるカリキュラム |
名古屋商科大学 | 資金・登記サポートあり | 入試で起業意欲を評価 |
京都精華大学 | 起業コース正式設置 | 個性を生かした働き方を実現可能 |
大学進学=就職、だけではありません。
「起業」という進路をサポートしてくれる大学を選ぶことは、
将来の可能性を大きく広げる第一歩になります。
高校生から始める!起業を目指す通信制高校生のための3つの準備
「起業家を目指すなら、大学に入ってからでいいんじゃないの?」
そう思うかもしれません。
でも実は、高校生のうちから動き始めることで、大学での学びが何倍も意味あるものになります。
この章では、通信制高校生が今日からできる、未来の起業につながる3つの準備をご紹介します。
① “気づき”をビジネスのタネにする「アイデアノート」を始めよう
起業のきっかけは、いつも「ちょっとした違和感」や「こうだったらいいのに」から生まれます。
その小さなひらめきを逃さないために、“気づき”をメモする習慣を始めましょう。
✅ 書く内容の例
- 「毎日同じ作業がめんどくさい → 自動化できないか?」
- 「友達ともっと気軽に勉強したい → 学習アプリを作る?」
- 「地方に住んでいて情報が届きにくい → ローカル向け情報発信サービス?」
→ これらはすべて、実際の起業事例にもなっています。
日々の生活 × アイデアのストック → 起業のネタ帳に変わる!
② 好きなことを“ビジネス目線”で見るクセをつける
たとえば、あなたがYouTubeが好きなら:
- 「なぜこの動画は伸びてる?」
- 「どうやって収益を出している?」
- 「真似できるところはある?」
このように、ただ楽しむだけでなく、“仕組みを見る目”を持つことが大切です。
✅ 他にもこんな視点がビジネスに
- ハンドメイド→販売するには?誰向け?
- イラスト→SNSを通じて依頼を受けるには?
- ゲーム→実況・攻略・レビューで発信できない?
「好き」をただの趣味で終わらせないことが、未来の起業への一歩です。
③ 人と話す・発信する経験を積もう
起業家に必要なのは、「伝える力」。
アイデアがどんなにすごくても、それを他人に魅力的に説明できなければ、誰も協力してくれません。
✅ 今できること
- ブログやnoteで、自分の考えや学びをアウトプット
- オンラインコミュニティでディスカッションに参加
- SNSで自分の小さな活動を発信してみる
これらはすべて、大学の面接・推薦入試や、将来のピッチ(起業説明会)で大きな武器になります。
まとめ|“自分の道を切り拓く” 通信制高校生が起業家になるための進路戦略
これまでの記事で見てきたように、通信制高校に通っているからといって、起業家になる道が閉ざされているわけではありません。
むしろ今は、多様な学び方が認められる社会だからこそ、個性を武器にできる時代です。
ここで、通信制高校生が“起業家”という進路に向けて歩んでいくためのポイントを整理します。
✅ 起業家になるために必要な力は「大学で学べる」
- ビジネスモデル設計
- コミュニケーション力
- 実行力・意思決定力
- 会計やマーケティングの基礎
- 社会課題を見つける視点
こうした力は、才能ではなく**「トレーニングで身につくスキル」**です。
大学はそのための“起業準備キャンプ”といっても過言ではありません。
✅ 通信制高校生におすすめの学部
学部名 | 起業との相性 |
---|---|
経営学部 | ビジネス設計や企業戦略を体系的に学べる |
商学部 | 消費者視点の発想力や販売戦略を磨ける |
情報学部 | IT×起業で新しい価値を生み出す力を養える |
国際学部 | グローバルビジネスに挑戦する土台ができる |
リベラルアーツ | 自由な発想と多分野融合で個性を活かせる |
いずれも、通信制高校出身でも入学しやすい大学が複数あります。
✅ 大学では「在学中起業」も夢じゃなく現実に
起業支援のある大学を選べば、ビジネスプランの作成から、実際の事業スタートまでを後押ししてもらえます。
- 明治大学や名古屋商科大学などでは、本格的な起業教育が体系化
- 在学中に起業して、卒業後には法人代表に──という先輩も多数
- 学内ピッチイベントやメンター制度、資金支援も充実
✅ 高校生のうちにできることは、想像以上に多い
- 日常の中の「気づき」からビジネスのタネを見つける
- 好きなことを“どう売るか”という目線で考える
- 発信・対話の経験を積んで、自分の考えを形にする
これらはすべて、未来の起業の下地になります。
通信制高校×起業=「自由」が最大の武器になる
通信制高校の最大の特徴は「時間と学び方の自由さ」です。
これは裏を返せば、「自分で選び、自分で動く力」が求められるということ。
だからこそ、通信制出身の起業家は、柔軟性と行動力に優れた人材として高く評価されることも多いのです。
最後に|“自分のアイデアで世界を変える”のは、あなたかもしれない
「こういうサービスがあったら便利なのに」
「自分の経験を、誰かの役に立てたい」
「“好き”を仕事にしたい」
そんな気持ちがあるなら、あなたの起業家としての物語は、もう始まっています。
通信制高校だからこそできる学び方で、
あなたの未来を、自分の手で創っていきましょう。
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